ホビット 思いがけない冒険
念願の『ホビット』見てきました!!!
『ロード・オブ・ザ・リング』公開からすでに9年近くが経ち、もうあの世界を再び見ることはないのだろうか…と思っていましたが、やっとのことで再会です。
指輪を巡る物語よりも少し昔、後の災いの鍵を握る、小さなホビットの冒険のはじまりの物語。
中つ国の西方、ホビット庄に住むビルボ・バキンズは穏やかな生活に満足して暮らしていた。
そこに突然現われたのは、魔法使いのガンダルフ。彼は遥か東、はなれ山の麓にあったドワーフの王国を取り戻すため、冒険の仲間を探していたのだ。
ドワーフの王国は、かつて豊かな金脈に支えられ、栄華を誇っていた。しかし邪悪なドラゴン・スマウグが降り立ち、王国は炎に焼かれ、スマウグの巣となってしまう。故郷を失ったドワーフたちはいつか再びその地に戻ることを夢見ていた。
寝耳に水のビルボの家にその夜押しかけたのは、放浪のドワーフの王、トーリン・オウケンシールドを筆頭とする13人のドワーフたち。恐るべき冒険を前に集った彼らだが、皆が戦士というわけではなく、仲間に加わったビルボも外の世界を旅したことすらなかった。
生きて帰る保証のない、長い旅路へと赴いた彼ら。その行く手には数々の危険と、大いなる闇の予兆があった…。
以下感想。
おかえり!!!
長年のファンにとっては、まさにこれに尽きるのではないだろうか。
この物語は、LOTRにも登場した年老いたビルボ(イアン・ホルム)の回想録として始まる。若草色に彩られたシャイアの美しく小さな村ホビット庄。その丘に建つ、懐かしい袋小路屋敷…!その光景を見た瞬間に、不覚ながら泣きそうになってしまった。そしてそこには、まだ冒険を知らないフロド(イライジャ・ウッド)も顔を見せる。
ドワーフの王国エレボールや、ゴブリン(だっけ?)の王国の再現も素晴らしい。鳥の目から俯瞰で見下ろすその光景は、ないはずの世界がまるで本当にそこにあるように見える。この映像を見られるだけでも大きな価値があるだろう。
ただ、物語としてはまだ序盤に過ぎない。
(ここからはややネタバレを含むので気をつけて。あと後半になるほどテンションがおかしい)
これは三部作の第一章であり、本当に「はじまり」を描いたストーリーになっている。
だから初めて見た人には、もしかしたらよく分からないかもしれない。
大きな予兆の気配はあるものの、それが何のせいで今後どうなるのかははっきりとは示されないし、意味ありげな指輪の正体もここではもちろん明かされない。だから、不燃焼気味なところがあることも確かだ。
原作でもそうなのだが、この物語の序盤では、主人公のはずのビルボの存在感が薄い。第一章の主役はむしろ、トーリンといっていい。
「ドワーフの王国再興」という彼の目的を果たすために皆が旅立つ。映画でもその過去や、ドワーフの英雄としての彼のエピソードに大きく時間が割かれ、この時点では、あくまでホビットは脇役にすぎないのだ。ここでタイトル『ホビット』との乖離を感じるかもしれない。
何故「ホビット」なのか?
それは本編の後半や、恐らく今後の展開で明かされていくわけだが…。
ほかにも粗としては、ラダガストのエピソードは結構無理やり突っ込んでる感があった。ドクター好きだけど、あれはちょっとびっくりするよ。
最初二部作だったはずが三部作になったということだが、何とか間延びしないように作りこんでもらいたいな。
キャラクターについても追ってみる。
地下を根城とし鍛金に優れたドワーフや、美しく気高いエルフといった種族に比べると、ホビットは背丈も小さく、いかにも地味に見える。争い事は恐らく好まないし、温厚な田舎の農夫といった印象がぴったりだ。
中でも美しいホビットだったフロドに対し、若き日のビルボ(マーティン・フリーマン)はそんなホビットらしいホビットの典型だ。けれども、心の奥底で外の世界に抗いがたい魅力を感じている。彼の目の輝きはそれをよく表していて、くるくる変わる表情は大昔に読んだ『ホビットの冒険』のビルボそのものだ。
彼がガンダルフから教わる、「剣は敵を倒すためではなく、守るためにある」という言葉。恐らくこれはホビットでなければ実行できなかったことだろう。
ビルボのゴラムの命に対する躊躇が、この後に続くLOTRの最後、一つの指輪の結末に結びついていくのだから…。
だって、もしもあの時ゴラムがいなかったら…(これ以上は言えない)!!!
彼の前に現れるのはあのガンダルフ(イアン・マッケラン)。やーじじいだけどよく動く(爆笑)!!!
LOTRの時も思ったけど、「魔法使いってこんなに強いのかよ…!!」と呆れるほど相変わらずの武闘派じじいである。安心した(笑)。
ドワーフは元来小人で、比較的背の高いトーリンですらガンダルフの背には及ばない。そんな背丈が一つ飛び出た魔法使いのじじいがゴブリンやオークをなぎ倒しまくるんだから、彼がいなければこの旅路はどれだけ悲惨だったことか!
好きなのはドワーフが勢ぞろいでビルボの屋敷に詰めかけるシーン。LOTRのように美形が集まっているわけじゃないが、皆愛嬌があってにぎやかで楽しい。いつ母親が愛用していたお皿を割られるか気が気じゃないビルボをからかうシーンは、ドワーフという種族のキャラクターがよく表れたシーンだろう(原作だとどっと押しかけたドワーフが玄関に倒れ込むシーンで、下敷きになってるのはまさかのトーリンです)。
だが、その直後に彼らが悲劇の民であることを思い知らされることになる。
宴会が終わり、打って変わった静けさの中で、トーリンがおもむろに歌い出す。
かつて滅ぼされた彼らの王国と、それを奪い返そうとする強い決意を歌った歌だ。
Far over the Misty Mountains cold, 朝まだきにいでたちて、霧にかすめる山を越え、
To dungeons deep and caverns old, 行かん、谷間の暗き穴。
We must away, ere break of day,
To seek our pale enchanted gold. 蒼き魔法の金もとめ。
(中略)
Goblets they carved there for themselves, 自らのために作りしは、玉の酒づき、金の琴
And harps of gold, where no man delves 長く埋もれて掘る人なく、
There lay they long, and many a song
Was sung unheard by men or elves. 奏でる歌聞く妖精(エルフ)なく。
The pines were roaring on the heights, マツが枝に風の泣く夜、
The wind was moaning in the night,
The fire was red, it flaming spread, 猛くも赤きほのお立ち、野原を掃いて広ごれり。
The trees like torches blazed with light. 篝火のごと木々は燃ゆ。
The bells were ringing in the dale, はやがねの音谷に満ち、
And men looked up with faces pale. 人々見上ぐ、色かえて。
The dragon's ire, more fierce than fire, 怒れる竜は猛火のごと、
Laid low their towers and houses frail. もろき家々、なぎ倒す。
The mountain smoked beneath the moon. 煙ぶる山はら、月あかり。
The dwarves, they heard the tramp of doom. 定めの尽きし小人らは、
They fled the hall to dying fall 堕ちゆけにけり竜の下。
Beneath his feet, beneath the moon. ま白き月に照らされて。
Far over the Misty Mountains grim, 朝まだきにいでたちて、霧にかすめる山を越え、
To dungeons deep and caverns dim, 行かん、谷間の深き穴。
We must away, ere break of day,
To win our harps and gold from him! いざ取返さん、琴と金。
(対訳は『新版ホビット』(トールキン/山本史郎訳)より)
この歌を聴いた翌日のビルボの動きの可愛らしさといったら(爆)!!!!
そわそわして考えた後、一行の後を追いかける姿に思わず笑ってしまった。本当にこの物語の中のホビットって小動物と化しているよな。ドワーフがごつい体格に設定してあるから余計に。
ドワーフは13人いる上に、特殊メイクで元の顔が分からない人が多いので、いまだにメイン級以外の名前と顔が一致しない。フィーリとキーリの兄弟は、LOTRのメリーとピピンの掛け合いを思い出すなあ。それにしてもトーリン(リチャード・アーミテージ)はかっこいいな!!
あと、ビルボがゴブリンの国を脱出後にドワーフへの思いの丈を話すシーンで、思わず泣いたのは私だけではないよね。
■個人的ドワーフメモ
・トーリン:ドワーフの王で英雄。気高い上に頑固で気難しいが、実は情に熱い。
・バーリン:白髪頭の一番年長者で、トーリンのよきアドバイザー。老体だが強い戦士でもある。
・ドワーリン:バーリンの弟。ドワーフの中でも一番の巨漢で、あらくれ者。
・フィーリ:トーリンの甥で王族の出。若手で、トーリン以外のイケメン担当1。
・キーリ:フィーリの弟。若手のイケメン担当2。弓が上手く、フィーリと一緒になってビルボをからかうのが好き。
・ボフール:見張り役やってた。ドワーフの中でもとりわけ温厚派っぽいいい奴。個人的に好き。
・ボンブール:ボフールの兄弟。高木ブー(お笑い)担当。常に何か食ってる。戦隊でいうとイエロー。
・ビフール:ボフール兄弟の従兄弟。額にドワーフの斧が刺さっている。どうしてそうなった。
・オイン:年かさの方。たぶん商人?髭は下向き。ラッパみたいなのを吹く。
・グローイン:オインの兄弟。忠誠心が厚い。のちのギムリの父親。髭は上向き。
・ドーリ:じじい。ノーリとオーリの兄。強い。っていうかこの話はじじいが大体強い。
・ノーリ:星型の髪型をしている。
・オーリ:あざとい可愛い表情をしている。たぶんお辞儀がちゃんとできる。武器がパチンコ。メモ担当。
パンフと合わせた感じで印象をたどるとこんなかな。うん、下に行くほど思い出せない(オーリ以外)!ガンダルフも旅の途中で、「1人、2人…」と名前で呼ぶのを諦めて数で人数把握していたし(笑)。
裂け谷のエルフたちも、エルロンド様やガラドリエル様が出てきて幸せ。でも途中でガンダルフとガラドリエルが心か何かで密かに語り合ってた時の、白の魔法使いサルマンの無視されっぷりったらなかったね(涙)!!!あの頃はまだ一応関係はまともなはずなのにね。背後でずっとサルマンがしゃべり続けてるのに噴いてしまった。きっとそれでLOTRではキレたのかもしれないね…。
とにもかくにも、早く続きが見たい気持ちでいっぱいです。もう一回は映画を見に行きたいな。原作も買い直しちゃったけど、後半を読むのが怖い…(涙)!
ハワード・ショアのメインテーマ
最後にこの冒険から後の物語になる、ロード・オブ・ザ・リング旅の仲間の予告もちらりと。
The Lord of the Ring-Fellowship of the Ring Trailer
『ロード・オブ・ザ・リング』公開からすでに9年近くが経ち、もうあの世界を再び見ることはないのだろうか…と思っていましたが、やっとのことで再会です。
■ホビット 思いがけない冒険(2012)
中つ国の西方、ホビット庄に住むビルボ・バキンズは穏やかな生活に満足して暮らしていた。
そこに突然現われたのは、魔法使いのガンダルフ。彼は遥か東、はなれ山の麓にあったドワーフの王国を取り戻すため、冒険の仲間を探していたのだ。
ドワーフの王国は、かつて豊かな金脈に支えられ、栄華を誇っていた。しかし邪悪なドラゴン・スマウグが降り立ち、王国は炎に焼かれ、スマウグの巣となってしまう。故郷を失ったドワーフたちはいつか再びその地に戻ることを夢見ていた。
寝耳に水のビルボの家にその夜押しかけたのは、放浪のドワーフの王、トーリン・オウケンシールドを筆頭とする13人のドワーフたち。恐るべき冒険を前に集った彼らだが、皆が戦士というわけではなく、仲間に加わったビルボも外の世界を旅したことすらなかった。
生きて帰る保証のない、長い旅路へと赴いた彼ら。その行く手には数々の危険と、大いなる闇の予兆があった…。
以下感想。
おかえり!!!
長年のファンにとっては、まさにこれに尽きるのではないだろうか。
この物語は、LOTRにも登場した年老いたビルボ(イアン・ホルム)の回想録として始まる。若草色に彩られたシャイアの美しく小さな村ホビット庄。その丘に建つ、懐かしい袋小路屋敷…!その光景を見た瞬間に、不覚ながら泣きそうになってしまった。そしてそこには、まだ冒険を知らないフロド(イライジャ・ウッド)も顔を見せる。
ドワーフの王国エレボールや、ゴブリン(だっけ?)の王国の再現も素晴らしい。鳥の目から俯瞰で見下ろすその光景は、ないはずの世界がまるで本当にそこにあるように見える。この映像を見られるだけでも大きな価値があるだろう。
ただ、物語としてはまだ序盤に過ぎない。
(ここからはややネタバレを含むので気をつけて。あと後半になるほどテンションがおかしい)
これは三部作の第一章であり、本当に「はじまり」を描いたストーリーになっている。
だから初めて見た人には、もしかしたらよく分からないかもしれない。
大きな予兆の気配はあるものの、それが何のせいで今後どうなるのかははっきりとは示されないし、意味ありげな指輪の正体もここではもちろん明かされない。だから、不燃焼気味なところがあることも確かだ。
原作でもそうなのだが、この物語の序盤では、主人公のはずのビルボの存在感が薄い。第一章の主役はむしろ、トーリンといっていい。
「ドワーフの王国再興」という彼の目的を果たすために皆が旅立つ。映画でもその過去や、ドワーフの英雄としての彼のエピソードに大きく時間が割かれ、この時点では、あくまでホビットは脇役にすぎないのだ。ここでタイトル『ホビット』との乖離を感じるかもしれない。
何故「ホビット」なのか?
それは本編の後半や、恐らく今後の展開で明かされていくわけだが…。
ほかにも粗としては、ラダガストのエピソードは結構無理やり突っ込んでる感があった。ドクター好きだけど、あれはちょっとびっくりするよ。
最初二部作だったはずが三部作になったということだが、何とか間延びしないように作りこんでもらいたいな。
キャラクターについても追ってみる。
地下を根城とし鍛金に優れたドワーフや、美しく気高いエルフといった種族に比べると、ホビットは背丈も小さく、いかにも地味に見える。争い事は恐らく好まないし、温厚な田舎の農夫といった印象がぴったりだ。
中でも美しいホビットだったフロドに対し、若き日のビルボ(マーティン・フリーマン)はそんなホビットらしいホビットの典型だ。けれども、心の奥底で外の世界に抗いがたい魅力を感じている。彼の目の輝きはそれをよく表していて、くるくる変わる表情は大昔に読んだ『ホビットの冒険』のビルボそのものだ。
彼がガンダルフから教わる、「剣は敵を倒すためではなく、守るためにある」という言葉。恐らくこれはホビットでなければ実行できなかったことだろう。
ビルボのゴラムの命に対する躊躇が、この後に続くLOTRの最後、一つの指輪の結末に結びついていくのだから…。
だって、もしもあの時ゴラムがいなかったら…(これ以上は言えない)!!!
彼の前に現れるのはあのガンダルフ(イアン・マッケラン)。やーじじいだけどよく動く(爆笑)!!!
LOTRの時も思ったけど、「魔法使いってこんなに強いのかよ…!!」と呆れるほど相変わらずの武闘派じじいである。安心した(笑)。
ドワーフは元来小人で、比較的背の高いトーリンですらガンダルフの背には及ばない。そんな背丈が一つ飛び出た魔法使いのじじいがゴブリンやオークをなぎ倒しまくるんだから、彼がいなければこの旅路はどれだけ悲惨だったことか!
好きなのはドワーフが勢ぞろいでビルボの屋敷に詰めかけるシーン。LOTRのように美形が集まっているわけじゃないが、皆愛嬌があってにぎやかで楽しい。いつ母親が愛用していたお皿を割られるか気が気じゃないビルボをからかうシーンは、ドワーフという種族のキャラクターがよく表れたシーンだろう(原作だとどっと押しかけたドワーフが玄関に倒れ込むシーンで、下敷きになってるのはまさかのトーリンです)。
だが、その直後に彼らが悲劇の民であることを思い知らされることになる。
宴会が終わり、打って変わった静けさの中で、トーリンがおもむろに歌い出す。
かつて滅ぼされた彼らの王国と、それを奪い返そうとする強い決意を歌った歌だ。
Far over the Misty Mountains cold, 朝まだきにいでたちて、霧にかすめる山を越え、
To dungeons deep and caverns old, 行かん、谷間の暗き穴。
We must away, ere break of day,
To seek our pale enchanted gold. 蒼き魔法の金もとめ。
(中略)
Goblets they carved there for themselves, 自らのために作りしは、玉の酒づき、金の琴
And harps of gold, where no man delves 長く埋もれて掘る人なく、
There lay they long, and many a song
Was sung unheard by men or elves. 奏でる歌聞く妖精(エルフ)なく。
The pines were roaring on the heights, マツが枝に風の泣く夜、
The wind was moaning in the night,
The fire was red, it flaming spread, 猛くも赤きほのお立ち、野原を掃いて広ごれり。
The trees like torches blazed with light. 篝火のごと木々は燃ゆ。
The bells were ringing in the dale, はやがねの音谷に満ち、
And men looked up with faces pale. 人々見上ぐ、色かえて。
The dragon's ire, more fierce than fire, 怒れる竜は猛火のごと、
Laid low their towers and houses frail. もろき家々、なぎ倒す。
The mountain smoked beneath the moon. 煙ぶる山はら、月あかり。
The dwarves, they heard the tramp of doom. 定めの尽きし小人らは、
They fled the hall to dying fall 堕ちゆけにけり竜の下。
Beneath his feet, beneath the moon. ま白き月に照らされて。
Far over the Misty Mountains grim, 朝まだきにいでたちて、霧にかすめる山を越え、
To dungeons deep and caverns dim, 行かん、谷間の深き穴。
We must away, ere break of day,
To win our harps and gold from him! いざ取返さん、琴と金。
(対訳は『新版ホビット』(トールキン/山本史郎訳)より)
この歌を聴いた翌日のビルボの動きの可愛らしさといったら(爆)!!!!
そわそわして考えた後、一行の後を追いかける姿に思わず笑ってしまった。本当にこの物語の中のホビットって小動物と化しているよな。ドワーフがごつい体格に設定してあるから余計に。
ドワーフは13人いる上に、特殊メイクで元の顔が分からない人が多いので、いまだにメイン級以外の名前と顔が一致しない。フィーリとキーリの兄弟は、LOTRのメリーとピピンの掛け合いを思い出すなあ。それにしてもトーリン(リチャード・アーミテージ)はかっこいいな!!
あと、ビルボがゴブリンの国を脱出後にドワーフへの思いの丈を話すシーンで、思わず泣いたのは私だけではないよね。
セクシーなの?キュートなの? |
・トーリン:ドワーフの王で英雄。気高い上に頑固で気難しいが、実は情に熱い。
・バーリン:白髪頭の一番年長者で、トーリンのよきアドバイザー。老体だが強い戦士でもある。
・ドワーリン:バーリンの弟。ドワーフの中でも一番の巨漢で、あらくれ者。
・フィーリ:トーリンの甥で王族の出。若手で、トーリン以外のイケメン担当1。
・キーリ:フィーリの弟。若手のイケメン担当2。弓が上手く、フィーリと一緒になってビルボをからかうのが好き。
・ボフール:見張り役やってた。ドワーフの中でもとりわけ温厚派っぽいいい奴。個人的に好き。
・ボンブール:ボフールの兄弟。高木ブー(お笑い)担当。常に何か食ってる。戦隊でいうとイエロー。
・ビフール:ボフール兄弟の従兄弟。額にドワーフの斧が刺さっている。どうしてそうなった。
・オイン:年かさの方。たぶん商人?髭は下向き。ラッパみたいなのを吹く。
・グローイン:オインの兄弟。忠誠心が厚い。のちのギムリの父親。髭は上向き。
・ドーリ:じじい。ノーリとオーリの兄。強い。っていうかこの話はじじいが大体強い。
・ノーリ:星型の髪型をしている。
・オーリ:あざとい可愛い表情をしている。たぶんお辞儀がちゃんとできる。武器がパチンコ。メモ担当。
ドワーフイケメン担当のキーリ(右)とフィーリ |
裂け谷のエルフたちも、エルロンド様やガラドリエル様が出てきて幸せ。でも途中でガンダルフとガラドリエルが心か何かで密かに語り合ってた時の、白の魔法使いサルマンの無視されっぷりったらなかったね(涙)!!!あの頃はまだ一応関係はまともなはずなのにね。背後でずっとサルマンがしゃべり続けてるのに噴いてしまった。きっとそれでLOTRではキレたのかもしれないね…。
とにもかくにも、早く続きが見たい気持ちでいっぱいです。もう一回は映画を見に行きたいな。原作も買い直しちゃったけど、後半を読むのが怖い…(涙)!
ハワード・ショアのメインテーマ
最後にこの冒険から後の物語になる、ロード・オブ・ザ・リング旅の仲間の予告もちらりと。
The Lord of the Ring-Fellowship of the Ring Trailer
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