たそかれの国:My Head is an Animal
今ずっと車のBGMにしているのは、Of Monsters and MenのMy Head is an Animal。
2010年結成のアイスランドの6人組バンドで、フォーク、ロック、ポップの間を自在に行き来する音です。ボーカルは男女二人で、昨年出したこのデビューアルバムMy Head is an Animalは国内チャートでも一位を叩きだしたほか、国外へも人気が飛び火しました。シングルカットもされたLittle Talksはなかなかテンポのいい曲だけど、壮大な雰囲気のDirty Pawも好きですね。
大所帯で男女ボーカルというとやはりカナダのArcade Fireを彷彿とさせるところもあるけど、どちらかというと私はスコットランドのThe Delgadosの抒情性を思い出すかも。
Of Monsters and Men/Little Talks
この歌、歌詞も意味深長で、あれこれと想像を膨らませているサイトもありました。
これは訳してみたいな―。後ろに載せてみます。
Dirty Paws
壮大な盛り上がりのところであの自然を思い出してしまったり。
1月にも来日を果たしていましたが、今年のフジロックにも参加が決まったようですね!いいなあ。一度生で見てみたい。
先日渋谷でトーキョーノーザンライツフェスティバルという北欧映画のイベントが開催されていていたので、東急ハンズのカフェで開かれていた関連フェアのグッズ売り場を見てきました。そこに何とアイスランド国内限定流通盤のアルバムが…!普通の輸入盤を持っていたのに、異なるジャケに惹かれてついまた買ってしまいました(涙)いやーもうこれはね…仕方ないね(馬鹿)!国内流通盤のジャケもいいんです…うう。
こういうのがあるから、私はいつまで経ってもアナログ好きなんだなあ。
Little Talksを対訳してみました。印象が入っているので参考程度にどうぞ。ネット上の歌詞ソースはかなり間違いが多いので、リーフレットに沿いますね。
I don't like walking around this old and empty house.
So hold my hand; I'll walk with you, my dear.
The stairs creak as I sleep; it's keeping me awake.
It's the house telling you to close your eyes.
Some days I can't even dress myself.
It's killing me to see you this way.
Cause though the truth may vary
This ship will carry our bodies safe to shore.
There's an old voice in my head that's holding me back.
Well tell her that I miss our little talks.
Soon it will all be over and buried with our past.
We used to play outside when we were young,and full of life and full of love.
Some days, I feel like I'm wrong when I am right.
Your mind is playing tricks on you, my dear.
Cause though the truth may vary,
This ship will carry our bodies safe to shore.
Don't listen to a word I say.
The screams all sound the same.
Though the truth may vary,
This ship will carry our bodies safe to shore.
You're gone, gone gone away; I watched you disappear
All that's left is a ghost of you
Now we're torn, torn, torn apart; there's nothing we can do,
Just let me go; we'll meet again soon.
Now wait, wait, wait for me; please hang around,
I'll see you when I fall asleep.
女「古びた空っぽの家を歩きまわるのが苦手なの」
男「じゃあ手を握って、僕も一緒にいるから」
女「寝ようとすると階段が軋んで、なかなか眠れないわ」
男「それは家が君に「おやすみ」って言ってるのさ」
女「時々私は、一人で着替えることもうまくできない」
男「そんな君を見ているのは、とても辛いよ」
二人『真実はどうあれ、この船は私たちの身体を、無事に岸まで連れて行ってくれるはず』
女「頭の中で、昔聴いた声が離れてくれないの」
男「彼女に伝えて、僕らがしたちょっとした会話が懐かしいって」
女「もうすぐそれも終わって、私たちの過去と一緒に埋められるわ」
男「若いころ僕らは外でよく遊んだね、生き生きと愛に満ち溢れて」
女「時々善悪の判断すらつかない時がある」
男「きっと君の心が自分にいたずらを仕掛けてるんだよ」
二人『真実はどうあれ、この船は私たちの身体を、無事に岸まで連れて行ってくれるはず』
二人『私(僕)が言うことなんか聞かないで。叫びはいつだって同じ。
真実はどうあれ、この船は私たちを無事に岸まで連れて行ってくれるんだから』
二人『あなたはどんどん離れていく。
あなたが消えていくのをただ見つめている。
残されたのはあなたの亡霊だけ。
私たちはどんどんと色あせていく。できることはもう何もない。
今はただ行かせて、またすぐに会えるから。
私をずっとずっと待っていて。お願いだからそこでずっと。
眠りに就いたら、また会いましょう』
歌詞の意味について、ネットでは色々な説が上がっていますが、やっぱり男性が先に死んだ亡霊か何かで、女性だけ生きて年老いていっている…ような状況が頭に浮かびます。一説には認知症の女性の語りなんだよ、というのもありますが。そこでちょっと怖いのですが、考えてみたい要素があります。
This ship will carry our bodies safe to shoreのbodyは、やはり普通の身体というよりは亡くなった人の体というほうがしっくりする気がする。
「私たちの『身体』を無事に岸まで運んでくれる」…サビのこの歌詞はやはり肝かなと思います。アルバムを聴いていると、最後の歌詞のバースで、きいきいと軋んだ音が響いてきます。もしかしたら、『彼女』の言う古い階段の軋みは船が軋んでいる音で、実は遭難した船に乗った二人だとしたらどうでしょう。同じ船の上で、男性の方は先に亡くなってしまったとしたら?うわあ。
ホラーになってしまいましたが、色んな想像ができる歌詞だな―と思います。こういうのは楽しい。
もちろん比喩として舟を使っている可能性もあるんだろうから、分かりやすいのは一番最初に上げた例かなとも思いますが。ああそれにしても怖い。でも曲は好きだ。
*おっと一つ訂正。最初shipをboatみたいな感覚で訳していたけど大きさが全然違いますね。するとまた違った印象になってくるな。
上に上げたバンド二つも一応上げておきます。
The Arcade Fire/Neighborhood#1
The Delgados/No Danger
2010年結成のアイスランドの6人組バンドで、フォーク、ロック、ポップの間を自在に行き来する音です。ボーカルは男女二人で、昨年出したこのデビューアルバムMy Head is an Animalは国内チャートでも一位を叩きだしたほか、国外へも人気が飛び火しました。シングルカットもされたLittle Talksはなかなかテンポのいい曲だけど、壮大な雰囲気のDirty Pawも好きですね。
大所帯で男女ボーカルというとやはりカナダのArcade Fireを彷彿とさせるところもあるけど、どちらかというと私はスコットランドのThe Delgadosの抒情性を思い出すかも。
Of Monsters and Men/Little Talks
これは訳してみたいな―。後ろに載せてみます。
Dirty Paws
壮大な盛り上がりのところであの自然を思い出してしまったり。
1月にも来日を果たしていましたが、今年のフジロックにも参加が決まったようですね!いいなあ。一度生で見てみたい。
先日渋谷でトーキョーノーザンライツフェスティバルという北欧映画のイベントが開催されていていたので、東急ハンズのカフェで開かれていた関連フェアのグッズ売り場を見てきました。そこに何とアイスランド国内限定流通盤のアルバムが…!普通の輸入盤を持っていたのに、異なるジャケに惹かれてついまた買ってしまいました(涙)いやーもうこれはね…仕方ないね(馬鹿)!国内流通盤のジャケもいいんです…うう。
こういうのがあるから、私はいつまで経ってもアナログ好きなんだなあ。
Little Talksを対訳してみました。印象が入っているので参考程度にどうぞ。ネット上の歌詞ソースはかなり間違いが多いので、リーフレットに沿いますね。
I don't like walking around this old and empty house.
So hold my hand; I'll walk with you, my dear.
The stairs creak as I sleep; it's keeping me awake.
It's the house telling you to close your eyes.
Some days I can't even dress myself.
It's killing me to see you this way.
Cause though the truth may vary
This ship will carry our bodies safe to shore.
There's an old voice in my head that's holding me back.
Well tell her that I miss our little talks.
Soon it will all be over and buried with our past.
We used to play outside when we were young,and full of life and full of love.
Some days, I feel like I'm wrong when I am right.
Your mind is playing tricks on you, my dear.
Cause though the truth may vary,
This ship will carry our bodies safe to shore.
Don't listen to a word I say.
The screams all sound the same.
Though the truth may vary,
This ship will carry our bodies safe to shore.
You're gone, gone gone away; I watched you disappear
All that's left is a ghost of you
Now we're torn, torn, torn apart; there's nothing we can do,
Just let me go; we'll meet again soon.
Now wait, wait, wait for me; please hang around,
I'll see you when I fall asleep.
女「古びた空っぽの家を歩きまわるのが苦手なの」
男「じゃあ手を握って、僕も一緒にいるから」
女「寝ようとすると階段が軋んで、なかなか眠れないわ」
男「それは家が君に「おやすみ」って言ってるのさ」
女「時々私は、一人で着替えることもうまくできない」
男「そんな君を見ているのは、とても辛いよ」
二人『真実はどうあれ、この船は私たちの身体を、無事に岸まで連れて行ってくれるはず』
女「頭の中で、昔聴いた声が離れてくれないの」
男「彼女に伝えて、僕らがしたちょっとした会話が懐かしいって」
女「もうすぐそれも終わって、私たちの過去と一緒に埋められるわ」
男「若いころ僕らは外でよく遊んだね、生き生きと愛に満ち溢れて」
女「時々善悪の判断すらつかない時がある」
男「きっと君の心が自分にいたずらを仕掛けてるんだよ」
二人『真実はどうあれ、この船は私たちの身体を、無事に岸まで連れて行ってくれるはず』
二人『私(僕)が言うことなんか聞かないで。叫びはいつだって同じ。
真実はどうあれ、この船は私たちを無事に岸まで連れて行ってくれるんだから』
二人『あなたはどんどん離れていく。
あなたが消えていくのをただ見つめている。
残されたのはあなたの亡霊だけ。
私たちはどんどんと色あせていく。できることはもう何もない。
今はただ行かせて、またすぐに会えるから。
私をずっとずっと待っていて。お願いだからそこでずっと。
眠りに就いたら、また会いましょう』
歌詞の意味について、ネットでは色々な説が上がっていますが、やっぱり男性が先に死んだ亡霊か何かで、女性だけ生きて年老いていっている…ような状況が頭に浮かびます。一説には認知症の女性の語りなんだよ、というのもありますが。そこでちょっと怖いのですが、考えてみたい要素があります。
This ship will carry our bodies safe to shoreのbodyは、やはり普通の身体というよりは亡くなった人の体というほうがしっくりする気がする。
「私たちの『身体』を無事に岸まで運んでくれる」…サビのこの歌詞はやはり肝かなと思います。アルバムを聴いていると、最後の歌詞のバースで、きいきいと軋んだ音が響いてきます。もしかしたら、『彼女』の言う古い階段の軋みは船が軋んでいる音で、実は遭難した船に乗った二人だとしたらどうでしょう。同じ船の上で、男性の方は先に亡くなってしまったとしたら?うわあ。
ホラーになってしまいましたが、色んな想像ができる歌詞だな―と思います。こういうのは楽しい。
もちろん比喩として舟を使っている可能性もあるんだろうから、分かりやすいのは一番最初に上げた例かなとも思いますが。ああそれにしても怖い。でも曲は好きだ。
*おっと一つ訂正。最初shipをboatみたいな感覚で訳していたけど大きさが全然違いますね。するとまた違った印象になってくるな。
上に上げたバンド二つも一応上げておきます。
The Arcade Fire/Neighborhood#1
The Delgados/No Danger
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