君と僕のGlee

mixiにも書いた日記の修正版なので、あまり気にしないでね。
フィヨルド旅行以来、怠っていた英語の勉強がわりにドラマのGleeを見ていたら見事にはまりまして…最初は馬鹿にしていたのにすとんと落ちました。
舞台はオハイオにあるマッキンリー高校、学内ヒエラルキーの花形はお決まりのアメフトにチアガール、ギークや少しズレた人間はみな最下層。そんな学校で、かつてグリー部に所属しその全盛期を目の当たりにしていた教師が、みそっかすの生徒たちと一緒に再び部活を再生させようと奮闘。しかし彼らの前には次々と壁が立ちふさがる!!

Glee:Toxic



Glee:Poker Face


基本はコメディーなのでさくさくとストーリーが進みます。しかし泣かせるときは泣かせにかかる。ガガ回で思わずぐっと来てしまったよ。
アメリカのガーリー文化を語る上で欠かせない山崎まどかか誰かも言っていた気がするけど、このコメディー部分がうまい。ただの浅い話だけでなくて、 ウィットに富んでいる。それも最下層に慣れたメンバーの皮肉といえなくもないですが…。
オハイオという地域もなかなか選んでるなあと思います。ドラマ内で、グリーメンバーでゲイのカートに、同じメンバーのフィンが「ここはニューヨークじゃないんだ」と人目をはばかるシーンがあって、「ああ、いくらアメリカの東側付近だって地方ってMinorityはこんなものだよね…」と改めて気づかされました。
さらに、近年あちこちで見られた「オタク(学内最下層)の逆襲」というテーマがここまでど真ん中に、しかもアイドルらしく取り上げられた作品もなかったかも。Gleeのヒロイン・レイチェルは、才能はあるけれど自意識過剰で、周囲から目ざわりに写る存在。他の登場人物も皆どこかしら欠点があるし、とにかく根っからいい人というものは存在しません。その面で、どんなキャラクターにも色んな弱さや悩みがあって、どこか身近さを感じさせます。ティーンの琴線に触れたのはこういうところじゃないだろうか。

1stシーズンの最初のCDを買ったのですが、好きなのはブリトニー・スピアーズの回で収録はまだ先のようです。
チアリーダー部の顧問でグリークラブを引きずり落とそうと企むスー先生が好き。ゲイのカートも、可愛くたくましくていい。 カート役のクリス・コルファーは、11年のGG賞で最優秀助演男優賞に選ばれました。本人もカミングアウトしていて、ことしは脚本家デビューもするみたい。彼のGG賞のスピーチ、大好き!




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